所信表明 ‐イフ編集長(仮) 井田峻平より‐
「‟現状で満足”と勘違いしていませんか?」
時計の針が進んでいくように、時代とテクノロジーは常に進歩しています。すべての最新技術に精通する必要はありませんが、新たに生まれたテクノロジーの中には、生活のすべてを一変させるようなものも含まれています。
例えば通信。
声の届く範囲でしか会話ができなかった時代から、私たちは地球の裏側とも気軽に会話ができるようになりました。
黒電話はやがて携帯電話になり、いまやスマートフォンとして通話以外の機能も持つようになっています。
電話のない時代から見れば、魔法のようなことを日常生活の中で行っているわけです。
とはいえ。
これまでと違うことにチャレンジするのはとてもエネルギーがいります。
従来のやり方を変えるのは億劫で、新しいやり方を学ぶのも面倒ですよね。
でもそれでは、いつか世界から置いていかれてしまう……。
そんな危機感から、このメディアは生まれてきました。
■現状で満足するのは、未来にワクワクしてないから
「マンガで未来を想像するメディア=イフ」は、
‟未来へのワクワク”を提供します。
私自身、新しいものを取り入れることは得意ではありません。携帯電話からスマートフォンに移行するときも、「なんとなく変えたほうがいいんだろうな」と思いつつ行動に移すのが面倒で、「俺一生ガラケーでいいわ」と周囲に宣言していたくらい。
え、今使ってるケータイですか?
スマホですよ、スマホ!
スマホがない生活なんて考えられません。
2年ぐらい続いた攻防戦も、スマートフォンを手にした瞬間あっさり勝敗が決まってしまいました。今から思うと私が意地を張っていた2年間は、すごくもったいないですよね。
このもったいなさをなくしたい。
新しいことへのハードルを下げたい。
億劫さと面倒さを飛び越えたい。
そこには未来への期待感 ── ワクワクが必要です。
週刊連載のマンガが気になって月曜日が待ち遠しかった日はありませんか。マンガの世界にあこがれて、バスケを始めたり、サッカーを始めたり、そんな経験はありませんか。マンガには、人にワクワクを与える力があります。
だからこそ、私たちはマンガで「未来」を切り取り、このメディアを見ている人をワクワクさせたい。イフに掲載されたマンガを読んで、少しでも未来に興味を持ってくれる人が増えたら、こんなにうれしいことはありません。
イフの英語表記は「if」
ロゴマークの中に書いてあるのは「Information Fantasy」
最新技術への取材で得た情報に基づき、‟本当にあるかもしれない”未来の世界を想像します。私たちと一緒に、マンガで未来を想像してみませんか?