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動物の心がわかると、人間の生活も豊かに⁉「イヌパシー」が目指す、動物×人間が共生する社会【前編】

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私たちのまわりに存在するたくさんの動物たち。
そのあいくるしい瞳やこぼれんばかりのモフモフな体、まさにこの世の幸せをありったけ詰め込んだような癒しの存在ですよね…
(ポメラニアンの子犬を想像してください)。

でも、これまで私たち人間が動物のリアルな心の状態を知るすべはほとんどありませんでした。
そこへ希望の光をもたらしたのが、株式会社ラングレスが開発したその名も「イヌパシー」!

イヌとテレパシーで通じちゃうの!?

犬の気持ちがわかるとどんないいことがあるのか、またラングレスが目指す「未来の動物×人間の関係」はどのようなものなのか、株式会社ラングレスのCEO・山入端佳那さんに教えていただきました。


■犬の“リアルタイム”なキモチを5つの色で表現する「イヌパシー」

イヌパシーは、動物の心拍数の微細な変化パターンを解析する「心拍変動解析」の技術を使って、「リラックス」「ドキドキ」「ハッピー」「興味」「ストレス」の5つの感情から、愛犬がどんな気持ちでいるのかを知らせてくれるツール。

ハーネス型の計測用ハードウェアを犬に装着することで心拍の変化パターンを分析し、5種類の色のいずれかが光って犬の気持ちをリアルタイムに教えてくれるというものです。

「動物行動学的な視点から“しっぽを振っている=喜び・楽しい”というように感情を分析する方法はありますが、それはあくまで統計的なもの。今、目の前にいる犬がどのような心の状態なのかをリアルタイムで知れるのがイヌパシーの特徴です」(山入端さん)

■「How did you know?(どうしてわかったの?)」

愛犬の気持ちがわかることで、飼い主と愛犬の間にも新たなコミュニケ―ションの可能性があるといいます。
正直、感情パターンの変化だけでそこまで犬の気持ちがわかるものかな? と疑問でもあるのですが…。

「例えば“待て”をさせているときに、どんな感情が出ているか。また、ガマンができる限界の時間は犬によっても違います。犬の感情がいつストレス反応に変わるかを知れば、ちょうどいい“よし”の時間を知ることもできます。また、待たせすぎてしまったら『ごめんね』と声をかけてあげることもでき、より犬の気持ちに寄り添ったコミュニケーションをとってあげられますよ」(山入端さん)

なるほど、犬の気持ちに応えるコミュニケーションをとることで、愛犬も「ご主人、俺のことわかってるじゃん!」とうれしく思ってくれるかも。
それってすごくいい関係性が築けるかもしれません!

山入端さんによると、イヌパシーのユーザーからは実際に「犬がイヌパシーを着けてほしそうにする」という感想ももらっているそう。ワンちゃんたちも「これを着けていると飼い主が自分のことをわかってくれる」ということを学習しているのではないか、と山入端さんは教えてくれました。

「ラングレスが生み出したいのは動物たちの『How did you know?(どうしてわかったの?)』。自分の気持ちをわかってくれる、信頼できる人間がそばにいることは、動物たちにとってもプラスになります。私たちが今までわからなかった動物たちの気持ちを知っていくことで、動物たちとの心理的・物理的な距離を縮められたらいいなと思っています」(山入端さん)

■イヌ以外の動物への応用も

ちなみに、現在は「イヌパシー」として販売されているこのツール。犬以外にも使えるようになったりはするんでしょうか…? 例えば猫とか、鳥とか…。あと、イルカとか…?

「まずは猫への運用を考えて、現在すでに心拍検知の分析 を進めています。それから、動物園や水族館にいる動物にも使えればと思っています 。実際に、そうしたお問い合わせも複数いただいているんですよ」(山入端さん)

海の生き物にも使えるようになる可能性はあるとのこと! イルカやクジラの気持ちがわかるようになるかもしれないんですね。

それから、動物たちの気持ちがわかるようになれば、動物園にいる動物たちのご機嫌もわかるようになりそう。
…ということは、ご機嫌タイムを狙ってライオンをなでたり、ゴリラと2ショット写真を撮るなんてこともできちゃうのでは…!?

「そんな期待もできるかもしれませんね(笑)。それから、動物園や水族館は野生の環境とは異なるものなので、どうしてもストレスを感じる動物がいるのも確かです。こうした動物たちのケアにも役立てられると考えています」(山入端さん)

(まとめ)
イヌパシーの技術が全ての動物に使えるとしたら、一番試してみたいのは「ウミガメ! 人間とは体感時間が違うので、その時間間隔がどんなものか知りたい」と即答した山入端さん。確かに、他の動物の感性を知るのってすごく楽しそうです。
が、実際にはカエルや鳥のように「表情の読みにくい動物」ほど興味深いというお話も。
後編では「イヌパシーの技術が私たちの生活にどんな変化をもたらすか」を一緒に妄想しちゃいました!


漫画=田丸こーじ(@koji_tamaru
取材・文=藤堂真衣(@mai_todo) 
編集=井田(@ida_pei

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