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【人機一体】巨大ロボットが常識を覆す‼~人型重機で変わる未来社会~【前編】

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巨大ロボットが登場する作品は昔から人々の心を熱くさせてきた。

巨大ロボットが活躍する未来を見てみたい!
いつか自分も巨大ロボットを操縦してみたい!!

子供時代にそう夢見た人も多いはず。
筆者も同じ憧れを抱きロボット対戦ゲームをやり込んできた過去がある。

だが2020年現在、巨大ロボットはまだ社会に普及していない。
私たちが抱いてきた熱い夢はアニメの中だけの幻想なのだろうか・・・?

否!
巨大ロボットの社会実装に向けて奮闘している人は確かに存在する!


人とロボットをシンクロさせた人型重機を開発している株式会社人機一体の金岡博士、その人にお話を聞いてみた。 

■巨大なパワーを生み出す人型重機とは

金岡博士が開発している人型重機は、人が操作するための『操作機(マスタ)』と、力を出力するための『作業機(スレーブ)』で構成されている。

人が操作機に力を加えると、作業機が何十倍にも力を増幅して出力する。そして作業機の力感覚は操作機にフィードバックされ、感じることができる。

例えば人が指先に少しの力を加えるだけで、作業機がスチール缶を縦に潰すような巨大な力を生み、その感覚すらも作業機を通して感じることができるのだ。

しかし、なぜ「人型」重機にする必要があるのか?
その理由は、人とロボットの関係にあった。

■人機一体を可能にする“力順送型バイラテラル制御”

工場で用いられている産業用ロボットは、『位置制御』をベースに設計されている。指定した場所にアームを動かすなど、位置の情報で表現できる作業しかプログラムすることができない。

運搬物の硬さを感じ取りながら潰さない程度の力加減で掴むなど、力の情報を必要とする作業はごく簡単なものしか対応できない。今の産業用ロボットでは『力制御』、すなわち『自在に力を操ること』は叶わないのである。

しかし人は常に力を自在に、臨機応変に操っている。人だけでなく全ての動物が力制御で動いているのだ。

人機一体の人型重機も同じく力制御をベースに設計されており、人と同一のプロトコルで動かすことが可能である。人の力を増幅するのはもちろん、操作する人次第で、力の強弱を緻密に調整できる。

そして人機一体の独自技術『力順送型バイラテラル制御』が、人とロボットの身体能力を繋ぎ合わせる。この技術により、まるでロボットボディが自分の身体であるかのように感じ、さらにロボットにかかる慣性や摩擦・外力までもが操作している人に伝わってくるのだ。

『ロボットボディの重さ』『ロボットが今どれくらいの力を出しているか』『ロボットが触れている物の硬さ』など、ロボット(作業機)側の身体感覚が、操作している人の身体感覚とリンクするのである。

だから、卵を割らないように掴むなどの繊細な力加減が可能になる。
巨大な力を発揮しつつも、自分の身体を動かすような感覚で自由に作業できるということだ。

自らの身体をロボットボディに接続し、生身のような感覚で操作するためには、ロボットボディは人に近い形状が望ましい。だからこその巨大「人型」ロボットなのである!

■人型重機の普及で覆る社会の常識

金岡博士は“自在に力を操る技術の普及”を最終目標としている。

「人型重機に象徴される『自在に力を操る技術』を誰でも当たり前に使えるのが、我々の目指している社会です」

今の時代では自在に情報通信できるスマートフォンや、自在に地上を移動できる自動車を使うことが当たり前になっている。
それと同レベルで、自在に力を操れる人型重機とそれを実現させるロボット工学技術の普及を目指しているのだ。

人型重機が普及すれば個人の身体能力の差は関係なくなります。自動車に乗れば運転手の足が速かろうが遅かろうが時速100キロ出せますよね。それと同じことです」

子供だろうが重量挙げの金メダリストだろうが、人型重機を操作すれば巨大な力を発揮できるようになる。

それにより、私たちの生活は具体的にどう変わるのだろうか?

今までは非力な者や体の小さな者は力仕事では不利になっていたし、学校で不当な差別を受けることもあったかもしれない。

しかし、人型重機で巨大な力を自在に操ることが当たり前になったら、わざわざ非力な「生身」で力仕事をすることにどれだけの価値が残るだろうか。

体が小さい女性や高齢者も、力仕事の現場では関係ない。人型重機を上手く操る能力があればいい。小学校ではスポーツ万能の子供よりも、ロボットを上手く動かせる子供の方がモテるようになるかも知れない。

自動車が結果として「移動」のノーマライゼーションを推し進めたように、人型重機の普及によって「力」や「作業」のノーマライゼーションが推し進められるだろう。

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「体格が大きく屈強なほど生存に有利」という常識が覆る歴史的な瞬間だ。これはまさに、真に平等な社会への大きな一歩ではないだろうか。

社会に変革をもたらす人型重機を、金岡博士はなぜ作ろうと考えたのか?
そして金岡博士が目指す『みんなが夢見た未来』とは?
後編では金岡博士の想いと、人型重機がもたらす未来像に迫っていく。

漫画=鴨 修平(@kamo_syuhey
取材・文=茶谷葉(@tyatani_you
編集=中嶋駿

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