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未来をプロトタイピングするカオスなクリエイター集団Konel【後編】

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ランダム家電などという不思議なものをうみだしているいるクリエイター集団コネル(Konel)。
前編ではKonelがどんなことをしているのか聞いたところ、不思議なプロジェクトがどんどんと飛び出してきた。

後編では、そもそも「雷が落ちる地球儀を作ってみた」とか「何かに専門特化しない」とか、こんな不思議なものが生まれる理由を紹介しよう!

理由その1:爆速プロトタイピングの原動力はクリエイターの欲望!

多くの会社が新規事業や研究開発を事業の一環として行っている。
ただ、Konelはそうした世の中の会社と見比べてみても圧倒的に「つくるもの」の種類と幅が広いように感じる。
この秘密はどこにあるんだろうか?

「それは、僕たちの制作の機転が個々人の欲望に根差しているからだと思います

特にクリエイターっていろんな出来事に疑問を持ちやすい体質だから、チームで雑談しているだけでも発明のネタがゴロゴロ転がっています。

未来を想像するとポジティブなアイディアもネガティブな懸念もたくさん出てくる。
その中でみんなの共感が深いものをプロトタイピングして、問いとして世の中に出していくサイクルを続けています。

長い年月をかけて作られてきた製品を”今どう売るか?”という広告的なプロジェクトよりも、これからの未来で必要になるものを爆速でプロトタイピングして世に問いかけるプロジェクトが急増しています」

理由その2:欲望を形にする「実験予算」

しかし、欲望のままに動いても、問題は「稼げるのか?」という点に行き着く。
その部分をKonelは「実験予算」をつくることで解決しているとのこと。

「新規事業の創出に苦戦している大企業の方から、新しいプロジェクトの起こし方をよく相談うけます。詳しく聞くと、”黒字が見込める計画”が立たずに頓挫するケースが大半です。

もちろん事業計画は重要ですが、すべてのアイディアに対して、そのハードルを設けるのは窮屈すぎます。

Konelでは”アフォーダブルロス = 失敗してもいい予算枠”を年初に設定し、試したいことがあれば誰でも発案できる仕組みを設けています。その予算では事業ではなく実験を行うことにしているため、失敗するリスクは敬遠されません。

思い切ってスピーディにつくるからこそ、振り切れた制作ができるのも利点だと思っています。仮に失敗してもスピーディに幕を閉じられるのでロスも少ないし、毎回学びも得られる。
そうやって実験を繰り返す中で筋が良いプロトタイプができれば、事業として推進していきます」

理由その3:実験をつづけるため地下に秘密の実験場をつくっている!

Konelの拠点となっているのが「日本橋地下実験場」と名付けられたあやしい空間。
ここでは日々、小さなものからダイナミックなものまでさまざまなものが作られている。

「新しいものを作ろうとすると、いろんな加工にチャレンジしたくなります。たたいたり、まげたり、熱したり・・大きな音や時には異臭がでることもあります。

大きな倉庫があればダイナミックな工作にもチャレンジしやすいですが、毎回のプロジェクトや単なる実験のために毎回倉庫を借りることも難しい。

そんな課題を乗り越えるために、日本橋地下実験場をつくり、様々なクリエイターに場を開放しています」


実験でわかったことを外に広げる「知財図鑑」がはじまる

こんなにカオスなものをつくっているKonelには、日々様々な企業や研究機関からテクノロジーが持ち込まれてくる。
しかし、もちこまれたテクノロジーは大体、当初の研究目的にとらわれず、新たな用途に変換されることが多いらしい。

「たとえば、96個のスピーカーを搭載する『音響樽』は音響工学を研究するための立体音響装置でしたが、学術的な用途にとらわれず『エンターテインメント』に転換し、『宇宙を旅した音源を受信する装置』として細野晴臣さんの50周年企画展にて展示されました」

https://vimeo.com/385442116

こんなふうにKonelではテクノロジーの再解釈とプロトタイピングのアイディアを生み出してきたKonel。
最近新しく「知財図鑑」という取り組みをはじめたそうだ。

「こうしたアイディアやテクノロジーをKonelの内部に留めず、新しいことにチャレンジしようとしている全ての方と共有すべきだという思いから、知財情報を公開する『知財図鑑』が生まれました。
ここから新しく、知財とクリエイターのコラボレーションが起き始めています」

https://chizaizukan.com/

後編で紹介したKonelがカオスなクリエイター集団であり続ける3つの理由。そこから新しく生まれたのが知財図鑑だった。

ちなみにこの知財図鑑、株式会社Konelとは別の新しい会社として立ち上がっている。
Konelはカオスなプロダクトやアイディアを生み出すだけではなく、会社まで生み出してしまっているのだ!

クリエイターたちの欲望のままに、なにが生まれるか予想がつかないKonel。
これから一体どんな未来がここから生まれてくるか楽しみだ!

漫画=長瀬宙夢(@nagase_hiromu
文=齋藤和輝(@Saito_M_D
編集=齋藤春馬(@st_hal_


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