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動物と心を通わせて、一緒に生きる仲間になる。ラングレスがめざす共生社会【後編】

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犬の気持ちを心拍の変化から読み取れる「イヌパシー」を開発・販売する株式会社ラングレス。

人間が動物たちの感情のシグナルを拾えるようになることで「動物たちの『How did you know?(どうしてわかったの?)』を増やす」、というスローガンを掲げ、
犬以外の動物への応用も視野に研究を進めているとのことですが、動物と人間が意思を通わせることで、未来の社会はどのようなものになるのでしょうか?

ラングレスが目指す「動物と人間の共生」の方法についてを、山入端さんの原体験とともに思いとともに教えていただきました。

■動物にしかない“感覚”が、人間の生活に役立つことも

例えば、犬以外の動物にも使えるようになったら。
動物園の動物はもちろんのこと、野生動物にも「〇〇パシー」を装着してもらったら、あらゆる動物の気持ちがわかってしまうのでは?

「犬にはイヌパシーで表現できる5つの感情以外の感情もあると私たちは予想しています。それは、人間の言葉では表せない犬だけに特有の気持ちかもしれません。同じように、他の動物たちにも固有のパターンが見られる可能性はあります。例えば人間は主に目を使っていろいろな情報を取り込みますが、カエルは皮膚でモノを見るといわれているくらい皮膚感覚が鋭いんですよ。森の奥でゾウが歩いているのを空気の震えから感じ取ったり、雨が降るのを予知したりもできるんです」(山入端さん)

つまり
カエルの「雨が降るぞ」というときの心拍パターンを知れば、めちゃくちゃ精度の高い天気予報ができちゃう
ということ?

「海をわたっていく鳥なども、風向きを敏感に察知しながら飛び方を変えて体力を温存します。風向きや気候の変化を知る技術は、私たち人間よりも動物たちのほうがはるかに優秀なセンサーをもっているんですよ」(山入端さん)

確かに、今でも大型魚のいるところを探して漁をしたり、ブタの嗅覚でトリュフを見つけたり、動物の鋭い感覚に助けてもらっている場面は意外と多い…。
動物たちの考えていることや感じていることがわかると、私たちの生活にも恩恵があるんですね!


■動物と人間が適切な距離で関われる社会へ

山入端さんは、イヌパシーの技術を活用して「いろんな動物たちと社会のありかたを決めたい」といいます。

「子どもの頃に訪れた水族館で、アシカが私の手の動きに追従して反応してくれたことがあるんです。まだ幼い頃のことですが、その頃から 動物というのは意思疎通のできるもので、一緒に生きる仲間だという感覚があるんです。反面、人間のつくったルールは人間だけのものなので、交通事故にあってしまう動物やったり、人里へおりてきて害獣として駆除されてしまう動物もいる。でももし、動物と人間がコミュニケーションできたら、お互いが納得できるルールをつくることができると思いませんか?」(山入端さん)

動物が何をされると怒るのか、どのように過ごせれば快適なのかがわかれば、お互いの距離感を上手に守りながら共生する道を探れるはず。

動物たちが人間に教えてくれるいろいろな情報を活用するかわりに、人間は動物たちが快適に暮らせる環境とルールを考えて還元してあげることが大切、と山入端さんは考えていまする。

動物の気持ちがわかるのが当たり前の時代には、道でばったりクマに出くわしても「今は機嫌がよさそうだし、大丈夫」とやり過ごせたり、不機嫌サインの出ている猫をそっとしておいてあげたりと、動物たちを刺激しすぎない適度な距離感を保った社会が実現されているかもしれません

(まとめ)
動物たちはこの地球で一緒に生きる仲間。そう山入端さんは言い切ります。
言葉を持たない動物たちとのコミュニケーションが可能になれば、私たちの生活もより安全で快適になるはず…と思えるお話でした。
“未来”というとテクノロジーが発展したとにかく便利! 快適! 安全! な世界を想像しますが、その世界にもきっと動物たちはいるはず
これまでは住む場所を分けたり、オリに入れたりして動物と人間の共存をはかってきましたが、むしろ「イヌパシー」のテクノロジーを活用すれば、動物と人間が対等に共生できる世界が実現するのでは?
動物と人間が適切な距離感を保つために欠かせない“コミュニケーション”。「イヌパシー」は、その第一歩となりそうです。


漫画=田丸こーじ(@koji_tamaru
取材・文=藤堂真衣(@mai_todo) 
編集=井田(@ida_pei

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