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「自分の目」に直接映像を映す? 網膜投射型スマートグラスのスゴさに迫ってみた【前編】

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真っ暗な中でも障害物を見つけて華麗にかわし、子どもたちのもとへプレゼントを届けるサンタたち。

某小学生名探偵もメガネのレンズ部分に位置情報を映し出して犯人を見つけていましたし。「メガネ」を利用した映像技術は子供心をくすぐりますよね!

そして、普段メガネやコンタクトレンズに頼っているアナタ。
視力に関係なく、遠くのものを見られたら…。そう思ったことはありませんか?


■網膜に直接投影するプロジェクター内蔵メガネ

AR(拡張現実)によく使われるアイテムといえばアイウェア、つまりメガネ型のデバイスです。レンズに様々な情報や映像を映し出す“スマートグラス”としてもよく知られています。

今回お話を聞いたのは、「網膜投射型レーザ技術」を駆使したデバイス「RETISSA」を生み出した株式会社QDレーザ。もとは半導体レーザー(レーザーポインターや、CDを読み取るために用いるレーザー)の研究をしていたという菅原社長によると、RETISSAの技術はレンズに映し出すのではなく、網膜に直接投影するのだとか…?

それってどういうことですか? 目にレーザーを入れて痛くないんですか??

とおびえる取材陣に、レーザーの仕組みを丁寧にレクチャーしてくださいました。

■某小学生探偵はピント調節機能がスゴイ!?

レーザーは赤、緑、青の光の三原色の組み合わせによって様々な色を表現します。RETISSAの場合、レーザー光を鏡に反射させ、スクリーンである網膜に映像を映します。

いわゆる“スマートグラス”では、ディスプレイであるメガネに映った映像を見ているのに対し、RETISSAは網膜そのものがディスプレイの役目を果たしているということです。

網膜に映像を映すので、レンズの役割をする水晶体をはじめ眼球の他の部分の機能(=視力)の影響を受けません。また、見えている映像は実際に「見ている」のではなく、脳へ届けられている「情報」であるため、現実世界の視界とのピント調節が必要ありません。

例えばメガネに映った位置情報を頼りに犯人を追う名探偵は、おそらく「メガネに映った映像」と「現実世界」を交互に見ながらスケボーに乗っているはず。
ピント調節、めちゃめちゃ大変ですよね? RETISSAでは映像(情報)と現実世界(見えている世界)の両方をクリアな状態で同時に見ることができます。

ちなみに取材陣もRETISSAを体験してみましたが、全然痛くありませんでした!

■マサイ族の視界を体験!? カメラ技術進化でARも進化する

PCやスマホからの映像を取り込んで投影できることはわかりましたが、AR的にはもうちょっと進んだところで「カメラのリアルタイム映像を見る」とか、1km先のモノを見分ける「マサイ族ごっこ」なんかもできちゃうとうれしいんですけど…。

「できますよ(アッサリ)」

社長…。ほんとですか…。

網膜投射の技術はもともと道路のナビゲーションなどを主な用途に想定していたものの、盲学校の先生から「視覚障がいのある人にもクリアな視界が提供できるのでは?」と話を持ちかけられたのをきっかけに、メガネのブリッジ部分に小型のカメラを搭載した「RETISSAメディカル」を開発。

「カメラの性能を上げれば拡大映像を表示することもできますし、視力が高い人の視界もおそらく体験できますよ」と菅原社長。

ちなみに、赤外線カメラやサーモグラフィーなど、カメラだからこそ見られるモノもありますよね。
こうした特殊なカメラを使えば、スパイ映画のように赤外線トラップを回避したり、物陰に潜む敵を見つけたりもできそうです(敵って誰なのか、そんなことが必要かどうかはさておき、やってみたい)。

(まとめ)
これだけで十分カッコイイ。そもそも「網膜投射」ってだけでもカッコイイのですが、菅原社長は「本当に面白いのはこれから」とニヤリ。
後編では、この技術が一般に普及した世界ではどのようなことが起こっているのかを一緒に想像してみました。

後編はこちら>>>


漫画=田丸こーじ(@koji_tamaru
取材・文=藤堂真衣(@mai_todo) 
編集=檜山(@mek_sake)・井田(@ida_pei)

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